ラグビーのミカタ(基本編)

  2018年に

日本でラグビー・ワールドカップが開催される予定で、

また前回のワールドカップで、日本が世界ランク第3位の南アフリカを破ったことで、

ラグビーの人気が高まっています。

しかしながら、ラグビーのルールがよくわからないという方、多いですよね。

そこで簡単なルールの説明と、ラグビーの見方を説明したいと思います。

 

1.押さえておきたいルール

1 ボールを前に投げてはいけない!

ラグビーは、ボールを前進させるには、蹴るか、持って走るしかできません

まずはここを押さえておきましよう。

そうすると、自分より前にいる味方にパスしてしまうと、スロー・フォアードという反則になるし、前にボールを落としてしまうと、ノッコンという反則になります。

また、ボールを持って走っている者が、前にいる味方にぶつかってしまうと、アクシデンタル・オフサイドという反則になります。

   これらは、相手方ボールのスクラムとなって、試合が再開されます。

2 オフサイドラインを確認しよう。

 ラグビーでは、試合中にオフサイドライン(横にまっすぐの線です。)が形成され、その前にいるプレーヤーは、ボールに対してプレイできくなる場合があります。オフサイドの反則を犯すと、相手方にペナルティーキックが与えられます。

  ①スクラムの場合

 スクラムの最後尾から5メートルのラインが、オフサイドラインとなります。ボールがスクラムから出るなどで、スクラムが解消されるまでは、バックスはオフサイドラインより前に出ることはできません。

 なので、ディフェンスはオフサイドラインに横にならん立っていますが、ボールがスクラムから出ると、オフサイドラインが解消されるので、解消と同時に前に出てディフェンスをします。

  ②ラック、モール

 ボールを持った者のに回りに選手が集まり、3人以上の集団(敵が1人以上)となった場合、立っていればモール、倒れていればラックといいます。

 ラックやモールが形成された場合は、両サイドののラック、モールの最後尾オフサイドラインとなり、この場合も、ラックやモールからボールが出るとオフサイドラインは解消されます。

  ③ボールを蹴った場合

 ボールを前方に蹴ると、蹴った選手の位置にオフサイドラインが形成されます。

 そうするとオフサイドラインより、前方にいる味方はプレーできないので、蹴った選手が前方に走って、オフサイドラインを押し上げて、オフサイドを解消します。

 ボールをけった選手の後ろにいる味方が、蹴った選手を追い越して前方に走っても、オフサイドラインは上がっていきます。

  ④ラインアウト

 ボールを横に蹴りだすと、蹴りだした場所(蹴ったところに戻る場合もありますが)で、両チームが横に一列に並んで、ボールを投げ入れます。

 バックスは、前に並んでいる見方より10メートル後ろオフサイドラインとなります。

 前にいるフォワードは、タッチラインから横に15メートルのところにあるラインより、中央側に入ったりボールを投げ入れる場所のライン(ラインオブタッチ)より前に出ることはできません。

 ボールが投げ入れられて、モールになって、1メートル以上前に(後ろに)動くと、オフサイドラインがモールの最後尾に変更されます。この場合は、レフリーを見ておくと、ラインアウトのオフサイドラインが解消されたという合図をだしています。

 ボールが15メートルラインより、中央に投げ入れられたりボールがフォワードから離れたりすると、オフサイドラインが解消され、ディフェンス側のバックスが一斉に前に出ていきます。

例外は、

ゴールラインで、これ以上オフサイドラインが後ろに下がることはありません。

最初は、分かりにくいですが、デフェンス側のバックスが一列に並んでいるところが、オフサイドラインと考えておけばいいです。

 

3 キック

ラグビーもフットボールなので、ボールを蹴って、前に進めることがあります。

その際のオフサイドラインは先ほど説明しましたし、ボールがタッチラインを出てしまうと、ラインアウトとなるとも説明しました。

このラインアウトですが、

22メートルラインより後ろ(自陣より)から蹴りだした場合は、

ボールが出た位置からラインアウトですが、

22メートルラインの前(相手陣より)から、直接蹴りだした場合は、

蹴った位置まで戻されます。ワンバウンド以上して出れば、その位置からです。

日本ラグビーフットボール協会オフィシャルサイトはこちらから

2.ここを見ると面白い

ルールは、このくらい押さえておいて、試合を見ながら覚えましょう。

1 キックか展開か

ラグビーの醍醐味は、走って相手のタックルをかわして、トライをすることだと思いますが、ボールを前に進めるには、キックも必要です。

どの場面で、どの攻撃方法を選ぶかは、試合中はキャプテンに任されていますし、チームの特徴も出てきます。

ボールを展開するにも、バックスを使って広くボールを展開させるか、スクラムサイドを攻撃して、フォワードで連続攻撃するか、その組み合わせでの連続攻撃が、まさにラグビーの醍醐味となります。

 

2 ターンオーバー

連続攻撃は、見ていて面白いですし、得点の可能性が高くなりますが、その分リスクがあります。

モールやラックで、相手側のボールになってしまい、急に攻守が逆転することがあります。そうすると、ディフェンス側の準備が整っていない間に攻撃するので、一挙に得点の可能性が高くなります。

ターンオーバーとなった場合に、流れを変えるようなプレイをジャッカルといいます。テレビでの解説で時々、ジャッカルという言葉が出てくるので、注目しておいてください。

以上、簡単に説明しましたが、とにかく試合を楽しんでみてください。そうするとラグビーの面白さにどんどんはまっていきます。

 

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